幼児体育カリキュラム · 保育園・幼稚園・こども園

幼児のマット運動・マット遊び15選: ねらい・環境構成・安全配慮がわかる指導案

保育園・幼稚園で使いやすいマット運動・マット遊びを、ねらい、環境構成、安全配慮とともに紹介します。本稿は、台湾の運動教育資料『《幼兒體能遊戲500例》』から、前転(前回り)の段階的指導法(第11章)とマットを使った集団ゲーム・リレー(第26章)を統合した全15例の指導案です。

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マット運動・安全指導の4大原則(頸部保護と安心感の確保)

マット運動では、適切な環境設定と保育者の見守りによって事故のリスクをできるだけ減らすことが大切です。活動前に以下の4点を確認してください。

おへそを見て後頭部から着地

頭頂部をつけると首を痛める危険があります。「自分のおへそを見る」声かけで首の後ろを丸めるよう促します。

手のひら全体でマットを押す

指先立ちや手首のねじれを防ぎ、両手でしっかり身体を支える支持力を育てます。

マットの隙間・段差をできるだけ減らす

マットの継ぎ目はテープで確実に固定し、足の挟まりや転倒を防ぎます。

恐怖心のある子への強制禁止

前転が怖い子には丸太転がりや坂道マットなど、スモールステップで安心感を最優先にします。

年齢から選ぶ

第11章

マット運動・回転と前転の段階的指導案(全10例)

丸太転がりから四つ這い前転、スローモーション回転まで。回転する動きを無理なく経験するためのスモールステップ指導集。

アクティビティ 11-1:鉛筆コロコロ(丸太転がり・側方軸感覚)

鉛筆コロコロ(丸太転がり・側方軸感覚)

両腕を頭上にまっすぐ伸ばし、身体を一本の鉛筆のようにして横方向にコロコロと転がる基礎運動遊び。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 身体の中心軸をまっすぐに保つ感覚を養い、回転時の身体調整力を育む。
環境設定・隊形: 平らなマットを2〜3枚横に連結し、継ぎ目をテープで密着固定する。
指導手順: ①マットの端に仰向けまたはうつ伏せになり、両手をまっすぐバンザイの姿勢にする。
②足もピンと伸ばし、身体全体を使って横方向に転がる。
③左右両方向にバランスよく転がる。
援助・言葉がけ: 「長ーい鉛筆になって転がってみよう!」とイメージしやすい言葉がけをします。
安全配慮: 隣の子どもとぶつからないよう、一人ずつ順番にスタートさせます。
スモールステップ(易): 少し緩やかな傾斜をつけて転がりやすくする。
発展(難): マットの上に置いた小さな障害物を避けて転がる。
アクティビティ 11-2:仲良しペア転がり(スキンシップと回転同調)

原典収録:仲良しペア転がり(現代安全配慮)

原典には2人が抱き合って横転がりをする協力遊びとして収録されています。現代の園では、子ども同士が密着したまま転がる方法は避け、並んで同じ方向へ丸太転がりをするなど、接触の少ない代替活動を推奨します。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 友達と合図や進む方向を合わせながら、同じ動きを一緒に行う経験につなげる。
環境設定・隊形: 広めのマットを2枚以上連結し、周囲に十分な安全スペースを確保する。
指導手順: 【現代安全配慮】原典の抱き合ったまま転がる手順は掲載しません。代替として、2人が十分な間隔をあけて横に並び、「せーの」の合図で同じ方向へ丸太転がりを行います。
援助・言葉がけ: 2人の間に十分な間隔を取り、保育者が進行方向と停止位置を示します。競争にせず、合図を合わせることを楽しみます。
安全配慮: 子ども同士が抱き合ったまま転がる原典動作は行いません。頭部同士や身体が接触しない間隔を保ち、一方向に転がります。
スモールステップ(易): 1人ずつ丸太転がりを行い、友達は横から応援する。
発展(難): 2人が間隔を保ったまま、同じ合図・同じ方向で並行して転がる。
アクティビティ 11-3:大型ロールマット越え(「人間マット」の安全適配)

大型ロールマット越え(「人間マット」の安全適配)

原典の「人間マット」は行わず、柔らかい大型マットや円柱クッションを乗り越えて転がる活動に変更しています。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 体重移動のコントロール感覚と、障害物を乗り越える身体協調性を育む。
環境設定・隊形: 厚手のウレタンマットの上に、丸めた大型マットまたは円柱クッションを配置する。
指導手順: ①マットの中央に円柱クッションまたは丸めたソフトマットをセットする。
②転がる子どもは、クッションの上に身体を預けながら横方向にゆっくり転がり抜ける。
③【現代安全配慮】原典にある「子どもの身体の上に直接乗る」動作は脊椎や腹部圧迫の危険があるため、現代の保育現場では必ず大型ロールマット等の安全用具に代替して実施します。
援助・言葉がけ: 保育者が横に付き添い、転がる子どものバランスを手で支えながら実施します。
安全配慮: 子どもの身体への直接的な荷重は禁止します。必ず専用のウレタンクッション用具を使用してください。
スモールステップ(易): 低めのソフトクッションを使用する。
発展(難): 連続して並べたクッションマットの上を転がり抜ける。
アクティビティ 11-4:くまさん四つ這い前転(視線はおへそ・基礎導入)

くまさん四つ這い前転(視線はおへそ・基礎導入)

四つ這いのくまさん姿勢からお尻を高く上げ、自分のおへそを覗き込みながらスムーズに前転する導入技。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: あごを引いて身体を丸め、頭頂部に体重を集中させない前転の姿勢を練習する。
環境設定・隊形: 前転用マット。着地地点には厚手の補助マットを重ねる。
指導手順: ①マットに手をつき、四つ這いの姿勢からお尻を高く持ち上げる(くまさんポーズ)。
②あごをしっかり引き、自分の股の間から「おへそ」を見る。
③手のひら全体でマットを押し、後頭部から背中を順にマットへ接触させながら静かに前転する。
④【現代安全配慮】原典の「頭頂部で支える」動作は掲載せず、本ページでは頭頂部への荷重を避ける姿勢に変更しています。
援助・言葉がけ: おへそにシールを貼り「転がるときにおへそのシールが見えたかな?」と声かけすると効果的です。
安全配慮: 頭頂部に体重が集中する姿勢になった場合は動作を止めます。身体に触れる補助は、園の安全手順に従い、補助技術を習得した指導者が行ってください。
スモールステップ(易): マットの奥を少し高くした緩やかな下り坂マットで行う。
発展(難): 前転した後に手を使わずに立ち上がる。
アクティビティ 11-5:カエル跳び前転(足の蹴り出し連動)

カエル跳び前転(足の蹴り出し連動)

カエルのように両足でマットを強く蹴り出し、その推進力を使ってスムーズに前転へと移行する動的コンビネーション。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 下肢の蹴り出し力と体幹の回転動作を滑らかに連動させ、回転のスピード感を養う。
環境設定・隊形: 長さ3m以上の体操マット。十分な前方スペースを確保する。
指導手順: ①しゃがんだカエルの姿勢から、両手を少し前に着く。
②両足で床を「ピョン!」と蹴ってお尻を高く上げる。
③蹴り出した勢いのままあごを引いて後頭部を着け、くるんと前転する。
援助・言葉がけ: 「手・お尻・くるん!」のリズムを言葉と手拍子で伝えます。
安全配慮: 着地時にマットの外へ飛び出さないよう、マットの中央ラインを通るよう指導します。
スモールステップ(易): カエル跳びだけでマットを進む練習を先に行う。
発展(難): カエル跳び2回から連続して前転に繋げる。
アクティビティ 11-6:スローモーション前転(回転フォームの安定化)

スローモーション前転(回転フォームの安定化)

勢いに任せず、腕の支持力と腹筋を使ってゆっくりと回転フォームを確認しながら回る精密コントロール。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 自らの身体の動きを意識的にコントロールし、どの部位がマットに触れているかを認識する自己調整力を高める。
環境設定・隊形: 柔らかめの体操マット。保育者が横に付き添えるスペースを設ける。
指導手順: ①しゃがんで手をつき、ゆっくりとお尻を持ち上げる。
②あごを引き、スローモーションでゆっくり背中をマットにつけていく。
③背骨が一つずつマットに触れる感覚を意識しながら最後まで回りきる。
援助・言葉がけ: 「ゆっくりカチカチ回れるかな?」と集中力を引き出します。
安全配慮: 途中で身体が横に倒れて首をひねらないよう、保育者が腰の横を軽く支えてガイドします。
スモールステップ(易): 保育者が背中を支えて回転スピードをコントロールしてあげる。
発展(難): 回転の途中でピタッと止まるストップゲームを取り入れる。
アクティビティ 11-7:ジャンプ前転(原典収録例・手順非掲載)

ジャンプ前転(原典収録例・手順非掲載)

原典に収録された発展運動例として名称と図を保存し、実践手順は掲載していません。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 原典に収録された発展運動例を資料として確認する。
環境設定・隊形: 【資料保存】実施環境の案内は掲載していません。
指導手順: 【安全配慮による手順非掲載・資料保存】本動作は首や関節への負担および転倒リスクが高いため、本ページでは園の日常保育や自由遊びでの実践を推奨せず、手順を掲載していません。専門的な体操施設で、有資格の指導者が直接管理する場合にのみ検討される原典収録例です。
援助・言葉がけ: 【安全警告】園児だけの自由練習や、専門的な設備・有資格の指導者がいない環境での実施は行わないでください。
安全配慮: 本ページでは日常保育での実践を推奨していません。代替案として平らなマット上での基礎前転を扱います。
アクティビティ 11-8:ペア手つなぎ前転(原典収録例・手順非掲載)

ペア手つなぎ前転(原典収録例・手順非掲載)

原典に収録された2人組の発展運動例として名称と図を保存し、実践手順は掲載していません。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 原典に収録された発展運動例を資料として確認する。
環境設定・隊形: 【資料保存】実施環境の案内は掲載していません。
指導手順: 【安全配慮による手順非掲載・資料保存】本動作は首や関節への負担および転倒リスクが高いため、本ページでは園の日常保育や自由遊びでの実践を推奨せず、手順を掲載していません。専門的な体操施設で、有資格の指導者が直接管理する場合にのみ検討される原典収録例です。
援助・言葉がけ: 【安全警告】園児だけの自由練習や、専門的な設備・有資格の指導者がいない環境での実施は行わないでください。
安全配慮: 本ページでは日常保育での実践を推奨していません。代替案として手をつながない個別の基礎前転を扱います。
アクティビティ 11-9:4人手つなぎ前転(原典収録例・手順非掲載)

4人手つなぎ前転(原典収録例・手順非掲載)

原典に収録された4人組の発展運動例として名称と図を保存し、実践手順は掲載していません。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 原典に収録された発展運動例を資料として確認する。
環境設定・隊形: 【資料保存】実施環境の案内は掲載していません。
指導手順: 【安全配慮による手順非掲載・資料保存】本動作は首や関節への負担および転倒リスクが高いため、本ページでは園の日常保育や自由遊びでの実践を推奨せず、手順を掲載していません。専門的な体操施設で、有資格の指導者が直接管理する場合にのみ検討される原典収録例です。
援助・言葉がけ: 【安全警告】園児だけの自由練習や、専門的な設備・有資格の指導者がいない環境での実施は行わないでください。
安全配慮: 本ページでは日常保育での実践を推奨していません。代替案として手をつながない個別の基礎前転を扱います。
アクティビティ 11-10:ペンギン前転(原典収録例・手順非掲載)

ペンギン前転(原典収録例・手順非掲載)

原典に収録された発展運動例として名称と図を保存し、実践手順は掲載していません。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 原典に収録された発展運動例を資料として確認する。
環境設定・隊形: 【資料保存】実施環境の案内は掲載していません。
指導手順: 【安全配慮による手順非掲載・資料保存】本動作は首や関節への負担および転倒リスクが高いため、本ページでは園の日常保育や自由遊びでの実践を推奨せず、手順を掲載していません。専門的な体操施設で、有資格の指導者が直接管理する場合にのみ検討される原典収録例です。
援助・言葉がけ: 【安全警告】園児だけの自由練習や、専門的な設備・有資格の指導者がいない環境での実施は行わないでください。
安全配慮: 本ページでは日常保育での実践を推奨していません。代替案として手で身体を支える基礎前転を扱います。
第26章

マットを使った集団遊び・リレー指導案(全5例)

マットタッチ、島わたり、4人マット運び、救出鬼ごっこ。マットを見立てや競技用具として活用する集団ゲーム集。

アクティビティ 26-1:マットタッチゲーム(身体部位認知と瞬発ダッシュ)

マットタッチゲーム(身体部位認知と瞬発ダッシュ)

保育者の「あたま!」「おしり!」「おなか!」などの合図を聞き分け、指定された身体の部位を素早くマットにくっつけるゲーム。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 指示理解(身体部位の認知)と、素早く体勢を切り替える瞬発力を養う。
環境設定・隊形: ホールの各所に複数のマットを配置する。
指導手順: ①子どもたちはマットの周りを自由に歩いたり走ったりする。
②保育者が「ストップ!おしり!」と指示を出す。
③子どもたちは近くのマットに駆け寄り、お尻をペタッとマットにつけて座る。
援助・言葉がけ: 指示のバリエーションを「片足」「背中」「両手」など徐々に変えて楽しさを高めます。
安全配慮: 一つのマットに子どもが密集して頭をぶつけないよう、マットの枚数を十分に用意します。
スモールステップ(易): 音楽が止まったらマットの上に座るシンプルなルールにする。
発展(難): 英語の指示(Head, Knee, Hand)を取り入れる。
アクティビティ 26-2:マットまわりリレー(列走と拍手交代)

マットまわりリレー(列走と拍手交代)

原典に沿って、一列歩行から2列・4列のマット周回リレーへ段階的に展開する運動遊び。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: コーナリングでの足腰の踏ん張りと、列を整えて交代する集団規律を育てる。
環境設定・隊形: 3歳は1枚のマットの周囲を歩ける場所、4歳は2列、5歳は4列で周回できるよう、列ごとのマットと十分な走路を確保する。
指導手順: ①【原典に基づく年齢別構成】
・3歳児:一列でマットの周囲を歩き、隊列を保つ。
・4歳児:2列に分かれてマットの周囲を走り、戻ったら次の子と拍手して交代する。
・5歳児:4列に分かれ、距離を延ばしたマット周回リレーを行う。
②【日本保育現場向けアレンジ】必要に応じてバトンやコーンを用いる場合は、原典からの追加要素として扱います。
援助・言葉がけ: 走る方向(右回り・左回り)を統一し、すれ違い時の衝突を防止します。
安全配慮: 滑りやすい靴下を脱ぎ、裸足または室内履きで行わせます。
アクティビティ 26-3:マットの島わたり遊び(空間認知と多様な移動動作)

マットの島わたり遊び(空間認知と多様な移動動作)

マットを海上の島に見立て、原典に記録された爬行、舟こぎ、飛行機、船、複数の泳法を年齢別に模倣する活動。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 這う動きや上肢を使った模倣動作を、年齢に応じた見立て遊びとして体験する。
環境設定・隊形: 2枚のマットを島に見立て、年齢と移動方法に応じて無理のない間隔で配置し、裏面を滑り止めで固定する。
指導手順: ①【原典に基づく年齢別動作】
・3歳児(小班):2つの島の間を這って往復し、舟こぎや泳ぎを模倣する。
・4歳児(中班):両腕を広げた飛行機や、船が進む様子を模倣して島を渡る。
・5歳児(大班):自由形、平泳ぎ、背泳ぎなど、複数の泳法を模倣して島を往復する。
援助・言葉がけ: 年齢や運動能力に合わせてマット同士の間隔を無理なく調整します。
安全配慮: 着地時にマットが滑らないよう、裏面の滑り止めやテーピングを徹底します。
アクティビティ 26-4:4人マット運びリレー(合力運搬と筋力・協同性)

4人マット運びリレー(合力運搬と筋力・協同性)

4人の子どもが体操マットの四隅を持ち、息を合わせて持ち上げて運び、コーンを回って戻るチームワーク競技。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 筋力・握力の向上、仲間と歩調を合わせる協調性、用具を安全に扱う態度の習得。
環境設定・隊形: 軽量タイプの体操マットを使用。直線の往復コースを設定する。
指導手順: ①4人でマットの四隅をしっかり両手で持つ。
②「せーの、持ち上げる!」で一斉にマットを浮かせる。
③「いっち、に、いっち、に」と声を掛け合いながら前進し、折り返し点を回って次チームへ引き継ぐ。
援助・言葉がけ: 1人だけが早く走るとマットが傾くため、「足のスピードを合わせよう」と指導します。
安全配慮: 足の上にマットを落とさないよう、持ち手と足元の間隔を確認させます。重すぎるマットは使用禁止です。
スモールステップ(易): マットの上に軽いボールを乗せて落とさないように運ぶ。
発展(難): マットを運ぶ途中に障害物コーンを配置する。
アクティビティ 26-5:マット待機おにごっこ(捕まったらマットで待つ)

マット待機おにごっこ(捕まったらマットで待つ)

原典では、鬼に捕まった子がマット上に立って救援を待つ集団追いかけっこ遊び。

指導案メモ:用具・導入・安全配慮
ねらい: 方向転換能力、周囲の状況判断力、仲間と助け合う協同性を養う。
環境設定・隊形: 広いホールの中央に待機用マットを1〜2枚配置する。
指導手順: ①鬼を決め、他の子どもはホール内を逃げ回る。
②【原典ルール】タッチされた子は中央のマットの上に座って待機する(マット上は安全地帯だが勝手に外には出られない)。
③【日本保育現場向けアレンジ】捕まっていない仲間が鬼の隙を見てマット上の友達にタッチすることで、全員が復活して逃げ出せるルールとして発展させます。
援助・言葉がけ: 鬼の人数を子どもの総数に合わせて調整し、ゲームがスムーズに展開するようにします。
安全配慮: マットに飛び込む際の激突を防ぐため、救出タッチは「優しく手でタッチする」ルールを徹底します。
よくある質問

幼児のマット運動遊び・指導案 FAQ

保育現場で役立つマット運動の指導方法、前転のコツ、安全配慮に関するQ&A。

幼児がマットで前転(前回り)に無理なく親しむためのポイントは?
最大のポイントは「頭頂部をマットにつけず、後頭部から背中を丸めて着地すること」です。子どもには「自分のおへそを見る」「首の後ろを丸める」と声かけをし、両手の手のひら全体でマットを強く押し出す感覚を養います。恐怖心がある場合は、傾斜をつけた坂道マットや、丸太転がり・カエル跳びなどの基礎感覚づくりからスモールステップで進めましょう。
保育の指導案に書く「マット運動のねらい」の年齢別文例は?
【2〜3歳児(年少・未満児)】:マットの柔らかい感触に親しみ、ハイハイ、丸太転がり、島わたりなど全身を使って自由に動く楽しさを味わう。
【4歳児(年中)】:手でしっかり身体を支え、足でマットを蹴ってスムーズに前転する感覚をつかむ。
【5〜6歳児(年長)】:回転の勢いをコントロールして立ち上がりまでスムーズに行い、リレーや集団ゲームで友達と協力しながらルールを守って楽しむ。
マット運動での頸部などのけがのリスクを減らすための環境構成と安全管理は?
①マットの隙間防止:マットを複数枚並べる際は裏面または表面を養生テープでしっかり固定し、足の挟まりを防ぎます。
②着地ゾーンの確保:前転の着地地点には厚手のクッションマットを敷き、前方に壁や柱がない空間を確保します。
③保育者の立ち位置:進行方向と着地点を見渡せる位置で見守ります。身体に触れて回転を補助する場合は、施設の安全手順に従い、補助方法を理解した保育者が行ってください。
マット運動を嫌がる・怖がる子どもへの適切な配慮や援助は?
無理に前転を強制するのは絶対に避けましょう。まずはマットの上でゴロゴロ転がる「鉛筆コロコロ」や、保育者と一緒に手をつないで乗るスキンシップ遊びから始めます。「マットは痛くない安全な場所」という安心感を育てることが、将来的な器械運動への意欲につながります。
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