10回連続跳躍(両足&片足ジャンプの持続性)
両足揃えジャンプおよび片足ケンケンで、リズムを崩さずにその場で10回連続して跳躍できるかを観察し、下肢筋力とリズム協応を把握します。
4〜6歳児の身体発育と運動機能を客観的に把握する6大テスト。跳躍、平衡、投捕、ぶら下がり、打撃、足指把握。満5歳基準の月齢補正計算式と総合判定ガイドを完全収録。
数値による優劣付けではなく、子どもがどの段階の動きを獲得しているかを把握し、次の遊び環境を構成するための目安とします。
「テスト」として緊張させるのではなく、日常のサーキット遊びやコーナー遊びの中に自然に組み込んで観察します。
段差ジャンプやぶら下がりなど、高さを伴う活動では必ず衝撃吸収マットを敷き、保育者がそばで見守ります。
幼児期の数ヶ月の月齢差は大きな発達差となります。本稿の月齢補正式を活用し、子どものありのままの育ちを温かく見守ります。
身近な道具を使って全身の大きな動き(粗大運動)から末梢の手足の動き(微細運動)までを総合的に見取る6つのテスト項目と採点基準です。
両足揃えジャンプおよび片足ケンケンで、リズムを崩さずにその場で10回連続して跳躍できるかを観察し、下肢筋力とリズム協応を把握します。
頭の上に小型ボール(またはお手玉)を乗せ、手で押さえずに背筋を伸ばして直線(約3m)をまっすぐ歩けるかを観察します。
目線の高さに張ったゴム紐(ネット)越しに、自分でボールを上へ投げ上げ、反対側に素早く回り込んでワンバウンドまたはノーバウンドでキャッチします。
自分の身長に合った低鉄棒に両手で順手(または逆手)でぶら下がり、両足を浮かせて何秒間耐えられるかを観察します(腕の支持力と握力の基礎)。
空中に浮かべた風船を、床に落とさないように手のひら(または新聞紙棒)で連続して何回上に打ち上げ続けられるかを観察します。
椅子(または床)に座り、足の指先だけを使って床に広げたハンカチやタオルをぎゅっとつかみ上げ、カゴの中へ運ぶ足指の巧緻性を観察します。
本ページに掲載している得点計算および月齢補正方法は、洪南海『幼兒體能遊戲500例』(2002年)の原典内容を再現したものです。日本の現行の標準化された発達検査、医学的診断、あるいは発達スクリーニングツールではありません。日々の保育や家庭での遊びの中で、子どもの育ちの様子を捉え、次の遊び環境を構成するための参考観察資料としてご活用ください。
本評価は満5歳(60ヶ月)を発達の基準月齢として設計されています。 測定時の幼児が満5歳より大きい(月齢が高い)、または小さい(月齢が低い)場合は、5歳との「差引月齢数」に応じて各項目の得点を補正します:
| 総合得点範囲 | 育ちの目安・観察の視点 | 指導上のアドバイス・遊びの環境づくり |
|---|---|---|
| 20点以下 | 体を動かす経験を広げたい段階 | 走る・跳ぶ・投げるなど、全身を使ってダイナミックに動く経験をさらに広げていきたい段階です。毎日の戸外遊びでの駆け足、段差ジャンプ、ボール遊びなど、子どもが楽しんで体を動かせる機会を少しずつ増やしていきましょう。 |
| 21 〜 50点 | 目安に沿って順調に育っている段階 | 同年齢の目安に沿って、多様な動きがバランスよく経験されています。引き続き様々な遊具や手具を使った協応遊び、集団ゲームを無理なく楽しんでいきましょう。 |
| 51点以上 | 多様な動きがスムーズに育っている段階 | 動作の滑らかさやタイミングの調整がとてもスムーズに見られます。子どもの興味に合わせて、ルールのあるゲームや少し工夫の必要なサーキット遊びなど、より豊かな動きの経験へと広げてみましょう。 |
本書は洪南海氏の長年にわたる幼児体育の指導実務経験に基づく教材です。仁和幼児園が原著の核心を尊重しつつ、現代の保育現場のニーズに合わせてデジタル化・文字校訂・活動解説の補足・安全指引の改訂を行いました。
本書は保育指導での活用および非営利の研究引用として無償提供しています。引用時は『幼児の運動遊び500選』と明記し、本ページのリンクを添えてください。事前の許諾のない商業販売や大量複製は固く禁じます。
活動前に子どもの発達に合わせて難易度を調整し、防滑・十分な空間の確保と大人の見守りのもとで実施してください。持病や発達上の配慮が必要なお子様は、事前に小児科医または小児専門の理学療法士等にご相談ください。